<公開資料>
- 熊本県菊陽町図書館 少女雑誌コレクション
- 川崎市市民ミュージアム 漫画資料コレクション
<概要>
平成28年度文化庁メディア芸術アーカイブ推進事業にて、熊本県菊陽町図書館、川崎市市民ミュージアムの所蔵物の一部がデジタルアーカイブ化されました。
この事業にIRIが支援し、デジタル化されたコンテンツのうち著作権が消滅しているものを一般公開しております。
■熊本県菊陽町図書館 少女雑誌コレクション
https://kikuyo.iri-project.org/
日本有数の「少女雑誌」コレクションを誇る菊陽町図書館では、明治~昭和初期に刊行された『少女画報』について、著作権が消滅した雑誌の一部コンテンツを公開しています。
高畠華宵、竹久夢二といった挿絵画家の巨匠のほか、与謝野晶子や岡本かの子が少女向けに書いた文芸作品もあります。
また、当時の女の子向け広告や「読者モデル」の写真など、今の視点から見ても楽しい記事がたくさんあります。
■川崎市市民ミュージアム 漫画資料コレクション
https://kawasaki.iri-project.org/
日本の公立博物館・美術館で初めて「漫画部門」を設置した川崎市市民ミュージアムは、マンガの黎明期にあたる江戸時代の版本のコレクョンでも有名です。
今回、世界的にも有名な葛飾北斎『北斎漫画』(全15巻)、水木しげるが妖怪画の手本にしていたことでも知られる鳥山石燕の『画図百鬼夜行』(陰・陽・風)、遊び心満載の河鍋暁斎『暁斎鈍画』『暁斎画談』(4冊)など、川崎市市民ミュージアムが所蔵する貴重資料の一部が公開されました。
今に連なる雑誌やマンガのルーツをたどれる楽しい内容となっていますので、是非ご覧になってみてください。