=著作権法の関連規定の解釈見直しとデジタル化の促進=
1. 開催の主旨
特定非営利活動法人 知的資源イニシアティブ(IRI)では、図書館・博物館・美術館などが所蔵する貴重な資料について、デジタル化によるアーカイブ(保存)と利活用を促進させるため権利者の調査を進めております。また文化庁より平成27年度文化芸術振興費補助金メディア芸術アーカイブ推進支援事業のひとつとして『明治~戦中少女雑誌の権利者所在調査プロジェクト』の採択を受け、著作権情報の調査、連絡、文化庁著作権課へ申請までの作業を実施し、合わせてフローの検証及びマニュアル化も進めております。
この度、著作物のアーカイブ化促進について、平成26年度文化審議会著作権分科会においても検討がなされ、地方公共図書館で所蔵されている郷土資料等で絶版等の理由により資料保存の観点から貴重な資料となったものについては、保存を目的とした複製が可能になるよう著作権法関連規定の解釈が明確化されました。
当法人(IRI)では、これからデジタル化による保存・活用を検討されているMLA機の皆様を対象に、以下の内容に関するセミナーを開催いたします。
- 今後参考となると思われる著作権裁定制度をめぐる今までの動きについて
- 既に権利処理を実践しデジタル化を進めている地方図書館の実例
- 当法人がマニュアル化した権利処理の実務のご紹介
- 著作物等資料の保存に関する主な課題への対応について
どなたでもご参加いただけます。皆様奮ってご参加下さい。
*IRIの諸活動については、下記ホームページをご参照ください。
https://www.iri-net.org/
2. 主催:特定非営利活動法人知的資源イニシアティブ(IRI)
3. 日時:2016年2月29日(月) 午後6時30分~9時30分
4. 場所:日比谷図書文化館
Studio+(スタジオプラス)小ホール 4F
〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-4
URL:http://hibiyal.jp/hibiya/access.html
5. プログラム(式次第)
- 権利処理の実務
「明治~戦中少女雑誌の権利処理調査プロジェクト」の実務報告 - 戦後公文書のWEB公開における課題と対応
~琉球政府文書公開の現場から~ - パネルディスカッション
図書館のデジタルアーカイブ事業とそれに係る著作権処理の課題について
登壇者の皆様からご意見をいただきます。
登壇者:県立長野図書館館長 平賀研也様
秋田県立図書館副館長 山崎博樹様
琉球政府文書デジタル・アーカイブズ推進事業普及員 西山絵里子様
NPO法人知的資源イニシアティブ委員 池川佳宏様
式次第詳細はこちらから⇒(添付PDF)
6. 参加費:無料
7. 参加申込み
無事終了しました。ありがとうございます。
<お問い合わせ先>
知的資源イニシアティブ(IRI) 事務局
東京都千代田区神田神保町2-30
神保町ハウスR04 ㈱寿限無内
担当:森井/呉/張
メールアドレス:iri@fms.co.jp
TEL:03-3512-2761
FAX:03-3265-7805