このフォーラムは終了いたしました。多数のご来場、ありがとうございました。
セミナーの様子を公開しました。(2012/12/13)
開催趣旨
NPO知的資源イニシアティブ(代表理事:杉本重雄筑波大学教授、以下IRIと略)では、日本の知的資源の発掘・蓄積・活用に関わる啓発・普及事業に設立以来取り組み、そのうちのひとつであるライブラリー・オブ・ザ・イヤー(略称LoY)は、関係者の評価も得て、社会的な認知も定着しています*。このたびIRIは、こうした活動の一環として、社会的関心が高まっているデジタルアーカイブの構築に関わる入門セミナーを開催することにいたしました。
近年、国レベルでも総務省が「知のデジタルアーカイブ」構想を提起するなど、地域資料や地域の文化資源、自治体の記録などを収集・蓄積(アーカイブ化)し、後世に伝えるだけでなく、まちおこしや教育・産業等の情報資源として活用しようとする動きが急速に高まっています。2011年LoY大賞を受賞した町立図書館のある小布施町は、こうした地域の文化資源を活用してまちおこしに成功した例として広く知られています。しかし、多くの自治体では、地域文化資源活用の基盤となる(デジタル)アーカイブを、どのように構築し、利用したらいいのか、暗中模索の状態にあるのではないでしょうか。
そこで、もともと図書館、ミュージアム、資料館等に属する専門家が中心メンバーであるIRIが、図書館資源を利用した産業振興に実績のあるビジネス支援図書館推進協議会の協力を得て、主に自治体の政策担当者や議員、町おこしに関心のある民間団体、実際に実務を担当する図書館員・資料館職員などを対象に専門セミナーを企画し、各地域におけるアーカイブまたはデジタルアーカイブの構築に貢献したいと考えて開催する運びとなりました。
開催要項(PDF 96KB)
開催日時
2012年10月29日(月)午後1時30分~6時45分
会場
千代田区立日比谷図書文化館 スタジオプラス(小ホール)
(東京都千代田区日比谷公園1番4号)
アクセス
- 東京メトロ 丸ノ内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」C4・B2出口より徒歩約5分
- 都営地下鉄 三田線「内幸町駅」A7出口より徒歩約3分
- 東京メトロ 千代田線・日比谷線「日比谷駅」A14出口より徒歩約7分
- JR 「新橋駅」 日比谷口より 徒歩約12分
- 専用の駐車場はございません。日比谷公園内の『日比谷駐車場』をご利用ください。(8:00-19:00 30分200円 / 19:00-翌朝8:00 30分150円)
主催等
特定非営利活動法人 知的資源イニシアティブ(IRI)
協賛
ビジネス支援図書館推進協議会(BL)
公益財団法人 図書館振興財団
対象者
デジタルアーカイブ構築に関わりのある(興味・関心のある)方
- 公共図書館員、博物館・資料館等学芸員
- 地方公務員
- 地方議会議員
- アーカイブ等関連事業者
ほか
定員
50名
プログラム内容
テーマ:「デジタルアーカイブ構築をどのように行えばよいのか」
- セミナーの趣旨と本日のプログラムの概要説明 (13:30-13:45) 岡本明(IRI理事)
- 基調講演:アーカイブの考え方と基本機能 (13:45-14:25) 石川徹也東京大学特任教授(IRI理事)
- 各地の事例紹介 (14:25-17:45 ※休憩15分含む) 司会:大串夏身昭和女子大学教授
※事例内容・順番は予定です。当日変更になる場合もありますので、ご了承願います。- 大規模デジタル化における役務の実例 (30分) (株)ムサシ
- デジタル化の機材に関して (30分) (株)マイクロテック
- 長期保存のためのマイクロ化デジタル化に関して (30分) (株)ニチマイ
- (1)~(3)への質疑応答 (20分)
<<休憩 (15分) >> - 文化財のデジタルアーカイブとバーチャルリアリティ (30分) 凸版印刷(株)
- 画像品質評価の方式に関して (30分) (株)寿限無
- (5)~(6)への質疑応答 (15分)
- 国レベルのデジタルアーカイブの動向 (17:45-18:30) 大場利康 国立国会図書館電子情報部電子情報流通課長
セミナーの様子
アーカイブ構築と運用に関するセミナー セミナー内容メモ(PDF: 145KB)