2020年11月5日(木)13時半~14時40分 Onlineにより開催されたLibrary of the Year(LoY)2020の選考委員長コメントおよび受賞機関のコメントを公開します。
2020年12月吉日
IRI事務局
●選考委員長コメント
LoY2020選考委員長・IRI代表理事:山崎博樹
今年度で15回目となったLoY2020は、11月5日開催された最終選考会をもって終了しました。日本の図書館等が進むべきいくつかの道を示してくれた受賞7機関に、賛辞を贈ります。
例年IRI理事会で選考委員長が決定し、その後選考委員を13名にお願いしLoYの事業はスタートします。今年度も選考委員は全国各地の豊富な経験を持った方々で構成することができました。協賛企業として賛助金、大賞・ライブラリアンシップ賞の景品をご提供いただいた株式会社富士通システムズアプリケーション&サポート、キハラ株式会社、またオリジナルの木製トロフィーをご提供いただいた株式会社内田洋行の3企業に今年度も引き続きご協賛をいただけました。
今年度の一次選考は、23機関が推薦されました。すべてが素晴らしい図書館関連サービスを実践している機関ばかりです。二次選考には12機関が選ばれましたが、今年度も新しい図書館活動を行っている機関が選ばれたと感じます。1次選考は書面選考、2次選考会はZoomによるWEB公開討論で決定しています。二次選考に進んだ12機関はどの活動も非常に優れたものであり選考は大変な議論になりました。このことからも2次選考された12機関はすべてがLoYの優秀賞レベルに匹敵する価値があったことを改めて明記しておきたいと思います。
今年度は図書館総合展自体がWEBでの実施となったため、LoY最終選考会もオンラインライブでの開催となり、Zoomウェビナーという方式で開催することを決定しました。このためウェビナーの学習や準備に思った以上に時間がかかり、最終選考会前日まで登壇者を含めた数回のリハーサルや主催者側で進行確認を数十回実施する等できる限りの準備は行いましたが、十分にスムーズな運営ができなかった点やリアル開催のように交流も含めた形で実施できなかったことは、主催者としてお詫び申し上げます。一方でZoom及びYouTubeでも最終選考会の様子を配信したことにより、500名を超える方々にご覧いただけたことは大変ありがたいことでした。
ライブラリアンシップ賞は「saveMLAK」、「北海道ブックシェアリング」と決定しました。両機関とも長年に渡り活動を続け、様々な影響を図書館の世界にもたらしてくれました。
「saveMLAK」2012年優秀賞に続く2度目の授賞となりましたが、優秀賞受賞後も活動を継続し、今回はCOVID-19 を受けての図書館の休閉館状況の悉皆調査の実施、同団体の担い手がより一層拡張している点、呼びかけ「災害への『しなやかな強さ』を持つMLAK機関をつくる」の発出、アドボカシーに注力している点が評価されました。補助金や助成金に依存することなく、寄付と物販によって自主財源を確保して活動を継続している点も特筆できることです。
「北海道ブックシェアリング」は北海道という地理条件の中で、その読書環境を少しでも改善するべく活動してきた一般社団法人です。2018年の胆振東部地震では、図書館復興の先頭に立ったこと、書店のない地域に行ってブックフェスティバルの開催、また今年春には学校図書館サポートセンターを開設し、自治体の学校図書館づくりの本格的支援に乗り出したことなど、数々の地域の課題に向き合い、真摯に地道で戦略的な努力を重ねてきたことが評価されました。
ライブラリアンシップ賞は、対象機関だけではなく、その関係者を含めて対象としており、長期間の活動も評価しています。今回の2機関も極めて的を射た機関が選考されたと考えます。
今年度は、特別賞として「新潟市学校図書館支援センター」がLoY担当理事4名、協賛企業3社により、2次選考12機関から選考されました。学校図書館活性化に向け新潟市教育委員会を中心として長年に渡る取り組みにより、全国のモデルとなるべきレベルとなったことを評価しています。
2020年11月5日、前述したとおりWEBで最終選考会が開催されました。近年、優秀賞の機関の紹介は、その機関の担当者や推薦者が行っており、今年度は4機関で計8名の方々によりプレゼンが実施されました。最近は市長みずからがプレゼンするということも多くなってきており、今年度も2名の市長にプレゼンいただけました。プレゼンの仕方も工夫されてきており、特に今年度は、動画等で市民の声が紹介され等、短い時間の中でも効果的で、わかりやすいプレゼン内容になっていることに、視聴7された方々も感心されたのではないでしょうか。
大賞の審査員は、毎年度どなたにお願いするか悩むことですが、今年度もそれぞれの分野でトップランナーであり、普段から図書館へもエールを送ってくださる5名の方々が引き受けてくださいました。審査員討論会では短い時間の中でも的確なコメントをいただけました。特に今年度は審査員として、大学生である岡村真衣さんに登壇していただき、若い方の図書館に関しての考えも聞くことができました。今年度も図書館サービスに新しい風を持ち込み話題となっている4機関が優秀賞として候補となりましたが、審査員討論会でも最後までどこを大賞とするかで悩んでいるとのコメントがありました。結果、大賞は「みんなで翻刻」、WEB投票によるオーディエンス賞は「安城市中心市街地拠点施設アンフォーレ及び中核施設安城市図書情報館」が受賞しました。
優秀賞の「生駒市図書館」は、市民協働による「ビブリオバトル」の全国大会の開催、夜の図書館イベントを市民主導で開催、「茶せんのまちいこま」ならではの茶道とアクティブラーニングをつなげた取り組みや,図書館を活かした女性の創業支援,認知症にやさしい図書館プロジェクトなど、さまざまなプログラムに挑戦。さらに,学校給食センターと連携し、図書給食プログラムをコーディネートするなど、大変ユニークな活動を展開しており、図書館をまちづくりの拠点と位置付けています。ハード面に恵まれない全国の図書館でも参考できるのではないかと個人的にも感心させられました。
「須賀川市民図書館 tette」は施設のコンセプトに「人を結び、まちをつなぎ、情報を発信する場の創造」を掲げ、図書館を核として、生涯学習機能、子育て支援機能、市民活動支援機能、賑わい機能などを併せ持つ集客力の高い融合施設として整備されています。複合施設でありながら、各機能が緩やかにつながる開かれた空間を創出し、図書館エリア以外の交流スペースなどの各機能エリアにも図書を配架する全館配架や市民の活動に合わせたテーマ配架などに挑戦する等複合施設の新しい形を提案してくれました。設計段階から35回の市民ワークショップを行い、中学生から高齢者まで延べ700人以上の市民が参加し、民間の意見を取り入れる仕組みを構築している点も高く評価されました。
オーディエンス賞は、WEB投票で過去最高の904票を獲得し「安城市中心市街地拠点施設アンフォーレ及び中核施設安城市図書情報館」に優秀賞と併せて決定しました。2017年に図書館を中核とした複合施設として開館し、司書らが考え抜いた独自分類を一部に採用、ICT機器を活用した貸出業務等の省力化及びインカムによる情報集約、学校図書館との連携による児童サービスの充実化、Fab機能・ビジネス支援機能・子育て支援機能・健康支援サービス機能の実装等、これからの公立図書館に求められるサービスを具現化しています。一階のフロアや広場は近隣商店やハンドメイド作家等へ販売拠点として提供し、住民交流による触発も図っています。図書館に対して深い知見と期待を持つ市長のリーダーシップに加え、関係者が一丸となって開館準備を行い、伝統的な図書館機能を提供しつつ、高度化する知の拠点としても多くの市民に支持されている点が高く評価されました。
大賞は「みんなで翻刻」と決定しました。多数の人々が協力して史料の翻刻に参加することで、歴史資料の解読を一挙に推し進めようというプロジェクトです。史資料を最新技術によりのデータ化することを多くの参加者により進めており、そのことが資料デジタル化の推進し新しい知識・情報の創造という図書館・ライブラリーが果たす役割を実現している点が高く評価されました。すでに複数のMLAK機関と連携して進められていることも特筆すべきことです。多くの図書館等が古文書を読める世代を失いつつあり、その結果として史資料を死蔵しかねない状況にあって「みんなで翻刻」の存在意義は大きなものとなるでしょう。最終選考会参加者のコメントの中にも「興味を持った」「参加してみたい」という感想もあり、この受賞を契機として多くの図書館員がこの事業に注目し、参加していただくことを願っています。
この事業は、4月から12月までの9か月間、忙しい中選考していただいた13名の選考委員の方々、最終選考会審査員として快く登壇された5名の方々、プレゼンされた受賞機関の方々、協賛企業の方々、ボランティアとして運営に協力してくださった方々、多くの方々の力で開催することができました。最終選考会の参加されたたくさんの皆様も含めて、この場を借りて感謝を申し上げます。
来年度もLoY2021をぜひ開催したい、この事業が日本の図書館の活性化につながることを祈念し、関係者一同努力続けていきたいと思います。
●受賞機関コメント
○大賞
「みんなで翻刻」
みんなで翻刻一同
この度は、Library of the Year 2020の大賞をいただき、誠にありがとうございます。関係する皆様方に心より感謝を申し上げます。
「みんなで翻刻」は、2017年1月に京都大学古地震研究会が災害史料の大規模翻刻を目的に開始した市民参加型プロジェクトです。システム公開後、5,000名以上の人々が史料の翻刻に参加し、2019年3月までに当初の目標であった東京大学地震研究所図書室の所蔵資料およそ500点の翻刻を完了することができました。
2019年7月にはデジタル・アーカイブの画像公開の国際標準IIIF(International Image Interoperability Framework)やAIくずし字認識に対応したバージョン2を公開しました。IIIFに対応することで、国内外の様々な図書館や博物館、文書館が公開するデジタル資料を「みんなで翻刻」上で翻刻することが可能になりました。現在は、デジタルアーカイブ福井や京都府立京都学・歴彩館、また茨城大学、関西大学、京都大学、東京大学などの大学図書館と連携し、これらの機関が所蔵する1,300点以上の史料を公開しています。また翻刻対象も災害史料に限定せず、仏典から草双紙に至るまで多様なジャンルの史料を扱うようになりました。
Library of the Year 2020大賞の受賞が決まってから、有り難いことに多数の図書館から連携のおさそいをいただきました。今後は、図書館を含むMLAK諸機関を通じて地域の人々との関わりを深め、日本全国に残された歴史資料を翻刻するためのネットワークづくりを進めていこうと考えています。
歴史資料の翻刻を通じて図書館を盛り上げる存在になれれば幸いです。引き続きどうぞ「みんなで翻刻」をよろしくお願いいたします。
○オーディエンス賞
「安城市中心市街地拠点施設アンフォーレ及び中核施設安城市図書情報館」
安城市中心市街地拠点施設アンフォーレおよび中核施設安城市図書情報館関係者一同
この度は、Library of the Year 2020オーディエンス賞および優秀賞をいただきありがとうございます。いつもアンフォーレをご利用くださっている皆様のおかげと心より感謝申し上げます。
安城市は愛知県の西三河地方に位置する自治体で、2017年に安城市中心市街地拠点施設「アンフォーレ」をオープンしました。「アンフォーレ」は、公共施設、カフェ、スーパーマーケット、立体駐車場、広場などからなる複合施設です。
オープンにあたり私たちが常に自問自答してきたのは、「図書館ってなんだろう?」ということでした。そしてその逡巡の中で、図書館とは「市民一人ひとりがその利用を通して自ら学び、考え、自立した市民として豊かな人生を送ることをサポートする「知の情報拠点」」であると結論づけました。この使命を果たすため、安城市図書情報館は市の唯一の図書館として、乳幼児からお年寄りまで全市民に向けたサービスに努めています。また、図書館だけでなく、ビジネス支援、子育て支援、交流の機能等を持つ各機関と連携し、施設全体としてのシームレスなサービスの提供に取り組んでおります。また、飲食の自由や利用者目線の排架、イベントとの連携など、従来の図書館とは異なるユニークな運用もしております。
そんな、あらゆる層への網羅的なサービスを目指している当館にとっては、Library of the Yearの受賞は本当に喜ばしいものでした。何よりも嬉しかったのはオーディエンス賞をいただけたことです。新型コロナウィルス感染症の影響により、オーディエンス賞は広く一般からのWeb投票で実施されました。その中で当館は全体の過半数の票をいただいたとお聞きしております。普段利用してくださっている皆様が応援くださったのかなと感謝するとともに、この受賞を励みに更なるサービスを提供していきたいと考えております。
最後になりましたが、Library of the Yearの益々の発展をお祈り申し上げます。この度は誠にありがとうございました。
○ライブラリアンシップ賞
「北海道ブックシェアリング」
一般社団法人北海道ブックシェアリング:代表理事 荒井宏明
一般社団法人北海道ブックシェアリング代表理事の荒井宏明と申します。このたびはライブラリアンシップ賞に選出いただき、ありがとうございます。本会は2008年に図書と教育の関係者が設立した非営利組織です。北海道には179の自治体があり、その3割以上が無書店自治体です。そして市町村の半分には公共図書館がありません。さらに学校図書館の蔵書・人員配置・新刊購入が全国ワーストクラスです。過疎化や高齢化などによって北海道の各地で図書の更新の停滞が進み、本と人との関係が希薄になっています。このような状況のなか、本会は読書環境の整備支援を進め、格差のない読書機会の創出を目的に活動しています。
本会は読み終えた本を集めて整理し、さまざまな図書施設に無償で提供する活動を進めています。これまでに約7万冊の図書を約700の施設に提供してきました。ほかにも読書環境の調査や図書イベントの支援などを通じて、本と人がつながるお手伝いをしています。一方で、出版の未来のためには新刊図書の購入が不可欠であり、本会は国や自治体などに対し、適正な図書予算の執行を訴えています。
学校図書館の状況がワーストレベルであるにも関わらず、道内には公的な学校図書館支援センターがひとつもありません。ことし4月、本会は北海道学校図書館づくりサポートセンターをスタートしました。学校図書館に関わる方々の悩みや疑問に答えるほか、見本図書の常設展示や管理システムのデモ機を展示し、学校図書館づくりをサポートしています。NPOだからできることを活かしながら、成果につなげていこうと考えています。
賞に選出していただいた審査員のみなさま、そして、これまで本会の活動を支えてくださったみなさまにあらためて感謝いたします。そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
「saveMLAK」
saveMLK一同
このたびの受賞に際し、心より感謝申し上げます。今回、saveMLAKが「ライブラリアンシップ」を冠した賞を賜ったのは、活動そのものだけではなく、これまでの歩みに携わった仲間の「志」や「姿勢」を評価していただいたのだと、勝手ながら理解しております。また、今回の受賞は、saveMLAKだけではなく、saveMLAKの活動を通してつながることのできるすべての図書館、図書館で働く・図書館に心を寄せてくださるすべての方に向けられたものだと考えています。
saveMLAKの活動は、MLAK(博物館・美術館、図書館、公文書館、公民館)の災害支援を目的とするサイトがベースとなります。2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響によりサービスの縮小や休止を余儀なくされた図書館の状況をウェブアーカイブと共に記録する悉皆調査を行ってきました。11月までに12回の調査を終え、CC-0で公開されたデータは、報道や研究のソースとしても活用されています。
saveMLAKは、「これまで」もずっと、MLAKの「いまここ」を記録するという営みを続けながら、困難な事柄にぶつかりながらも前に進もうとする仲間の姿を残し、まだ見ぬ「これから」へつなげるための「公共の場」として機能してきました。なにより、saveMLAKへは、だれでも「できることをできるだけ」というスタンスでゆるやかに参加することができます。
末筆になりましたが、10年前にsaveMLAKを立ち上げ、しなやかに活動を継続してくださった諸先輩方に厚く御礼申し上げます。そして、これからも、saveMLAKが多様なライブラリアンシップを発揮する場であり続けることを願っています。引き続き、みなさまのご支援・ご協力を賜りましたら幸いです。
○優秀賞
生駒市図書館
生駒市図書館一同
この度は、Library of the Year2020において、優秀賞をいただきありがとうございます。また、日頃から、生駒市図書館を利用してくださっている皆様、関係する皆様に心よりお礼を申し上げます。
今回の受賞では、まちづくりの拠点を目指して市民の方々とともにさまざまな事業に取り組んできたことを高く評価していただきました。
最終選考会のプレゼンテーションでは、本好きのコミュニティづくり「ビブリオバトル」、朝から歌声が響く「朝活読得会(あさかつよんどくかい)」、図書館とまちづくりワークショップ事業から生まれた「本棚のWA」を市民団体の方々と一緒に紹介いたしましたが、動画作成にあたり、その他の事業に関わっている市民の方々にもご協力いただき、あらためて生駒市図書館が多くの方々とともに歩んできたかを実感することができました。
生駒市図書館では、生駒市のあるべき状態(ビジョン)として「自分らしく輝けるステージ・生駒」を達成するため、「このまちで暮らす価値をともにつくる」ことを使命(ミッション)としています。この使命(ミッション)を遂行し、ビジョンを達成するため、図書館職員は「生駒愛・人間力・変革精神」という価値観を大事にしています。
図書館は、やりたいことを実現する場、学びの場、仲間を見つける場でもあります。
生駒市図書館は、人と本、人と人をつなぎ、生駒のまちづくりに欠かせないピースとして存在し、これからも前進してまいります。この度は誠にありがとうございました。
須賀川市民交流センターtette
須賀川市民交流センターtette一同
この度は、Library of the Year2020において「優秀賞」をいただき、誠にありがとうございます。関係者の皆様方に心より感謝を申し上げるとともに、スタッフ一同大変喜んでおり、今後の励みにして参りたいと思っております。
本市は、東日本大震災により甚大な被害を受け、その震災からの「創造的復興」を掲げ、図書館や公民館が有する集客力をまちづくりに活かすべく、図書館を核とした生涯学習、子育て支援、市民活動支援機能などが融合する、複合拠点施設を整備しました。
設計に当たっては、若手建築家と大手建築事務所のコラボレーションという新たな手法を取り入れるとともに、35回にわたる市民ワークショップを開催し、市民の意見反映に努めました。
図書館運営では、図書館以外の交流スペースなどにも図書を配架する全館配架や、市民活動などに合わせたテーマ配架にチャレンジし、複合施設のメリットを活かした「ピアノと朗読会」や「絵本作家と遊ぼう」など各機能と連携した事業や、図書館に来ることができない方向けの移動図書館、本の宅配サービスなども行っています。
また、施設利用の制約を極力少なくした結果、中学生や高校生の利用も大幅に増やすことができました。
さらに、個人登録型ボランティアのtetteパートナーズクラブを設置するなど「市民との協働による施設の運営」にも取り組んでおり、図書の整理や施設内の環境美化などに一緒に取組んでいます。
昨年1月11日にオープンして以来、開館1年間で、人口の約9倍となる66万人の方が来館し、新型コロナウイルス感染症の影響のある中、本年12月3日には、来館者100万人を達成することができました。
市民交流センターtetteは、人と情報が行き交う「まちの駅」として、また、本を読みながらコーヒーを飲んだり、談笑したりする「まちのリビング」として、まさに「震災復興のシンボル」となっております。
令和3年3月11日で、東日本大震災から丸10年を迎えます。
今後とも「市民が望む施設」、「市民に役立つ施設」づくりを目指して参りますので、どうぞ、市民交流センターtetteをはじめ、須賀川市の復興の様子を見に来て頂きたいと思います。心より、お待ちしております。
この度は誠にありがとうございました。